下腹ぽっこりの原因の一つ、
便秘。
皮下脂肪が下腹の表面にたまってぽっこりするのと別に、
内臓の腸に便がたまる、もしくは、
内臓自体が前傾して、ぽっこりと出る、
もしくは両方、の原因が考えられます。
便秘の人に多いのが、実は
脚全体の冷え。
脚が冷えると内臓が冷えて、うまく機能しなくなります。
腸内環境が大事、と言われていますが
腸の温度そのものもとても大事なのです。
ただ、なぜ、『脚」の冷えが便秘に結びつくのか?
それは血流に関係します。
体の半分近くが「脚」になるわけですが、
血管は全身を循環します。
上半身で体温が36.8度あったとしても、
脚の温度はどのくらいかご存知でしょうか?
足先で普通の人で平均24度、
低い人だと19度。
下半身の温度が高い人でも28度前後。
上半身の温度より相当低くなってしまっているのです。
血液は、全身を循環しますので、
下半身、足先に行くと瞬間的に冷えて、
温度が下がった状態で、上半身に登ってきます。
両足の付け根から冷えて血液が上がってくるため、
内臓の底辺にある腸、生殖器官系は、どうしても温度が下がってしまうのです。
冷えた血液で温度が下がってしまうと腸の機能も低下して
便秘がち(人によっては下痢気味)になってしまいます。
お通じがなかなか良くならない人は、
いろんな方法で脚全体の温度を上げるように工夫されてみてください。
内臓温度が上がってくると、
下腹ぽっこりも便通が良くなることで
すっきりしてくるはずです。